TBSのクイズ番組「世界ふしぎ発見!」が来年3月で終了することが発表されました。
「世界ふしぎ発見!」は長寿番組なので、誰でも一度は見たことがあるのでは?
大人から子供まで楽しめるクイズ番組のため、土曜日の夜に家族みんなで見るのに最適な番組ですよね。
ミステリーハンターや、ひとし君人形など、この番組から生まれた言葉やキャラクターなどもありました。
長年続いた「世界ふしぎ発見!」はなぜ終了することになってしまったのでしょうか?
今回は「世界ふしぎ発見!」が終了する理由について考察してみました。
世界ふしぎ発見とは?
世界ふしぎ発見!のロゴ、(2023年10月現在まで)37年半ずっと変わらないの凄いなとしみじみ思う。 pic.twitter.com/CHRBFV1mmq
— そのうちS (@sh_gaki) October 6, 2023
「世界ふしぎ発見!」はTBS系列・土曜9:00からのクイズ番組です。
クイズの内容は世界各国をテーマにしたもので、子供はもちろん大人が見てもためになる教養番組ですが、堅苦しくなく楽しく見れる番組ですよね。
世界ふしぎ発見!は38年の長寿番組
「世界ふしぎ発見!」の放送開始は1986年4月19日なので、38年の長寿番組です。
第1回放送時の司会者は草野仁さんで、解答者は黒柳徹子さん、野々村真さん、和田アキ子さん、井上順さん、板東英二さんでした。
2023年4月には司会者がフリーアナウンサーの石井亮次さんに交代しましたが、草野仁さんは終身名誉司会として現在もアシスタントを兼ねて出演しています。
この番組から生まれた「ヒトシ君人形」は有名になりましたよね。
https://twitter.com/bokushodoki/status/1710492453147672860
普段の会話で「スーパーヒトシ君を賭けてもいいよ」と言ったことがある人もいますよね。
また、この番組で問題に不正解だった時、ヒトシ君人形が没収される「ボッシュート」という言葉も一般に使われています。
ヒトシ君人形が没収される様子が、ダストシュートに吸い込まれるのに似ているというところから、「没収」と「シュート」を合わせてできた言葉なのですね。
「世界ふしぎ発見!」からは「ミステリーハンター」も生まれました。
「ミステリーハンター」とは海外取材をして問題を出すリポーターのことですが、番組の長い歴史の中でいろいろな人が務めています。
初代のミステリーハンターは黒田福美さんで、一番多くミステリーハンターを務めたのは竹内海南江さんになります。
ミステリーハンターも廃業なのか
竹内海南江さん好きだったな pic.twitter.com/CQf5m6UCym— 閲覧用 (@nS4OOutlWAyvtun) October 6, 2023
「ミステリーハンター」というと女性のイメージがありましたが、ここ数年は男性が務めることもあり、春風亭昇太さんや濱田岳さん、安田顕さんなどが出演しています。
世界ふしぎ発見!が終了する理由
https://twitter.com/hanashinshi7118/status/1710402924541780318
「世界ふしぎ発見!」は「優良放送番組クイズ番組部門」の第1位を獲得したり、「親が子供に見せたい番組」のアンケートで4位を獲得しています。
そんな優良番組である「世界ふしぎ発見!」なのに、なぜ放送終了してしまうのでしょうか?
その理由を予測してみました。
出演者の高齢化
「世界ふしぎ発見!」は、司会者も解答者も初回から出演している人がほとんどなのです。
司会者・草野仁さんは79歳、黒柳徹子さんは90歳、番組内では若手の部類になる野々村真さんは59歳、岡田圭右さんも54歳です。
番組の高齢化という理由は否定できないですね。
視聴率の低下
意外なことに「世界ふしぎ発見!」は、番組開始当初の方が視聴率が悪かったのです。
初回6.6%で、2回は5.6%、3回目は3.5%というから、全く人気がない番組だったということが分かります。
それが回を重ねるごとに視聴率がアップしていき、2010年には20%という高視聴率を取ったこともあります。
番組全体の平均視聴率は14%なので、決して視聴率が悪いという印象はないのですが、裏番組の日本テレビ系「SHOWチャンネル」の3分の1の数字しか取れなくなっているそうです。
スポンサー(日立グループ)の意向
「世界ふしぎ発見!」は日立グループの単独スポンサー番組です。
かつてはフジテレビ系「サザエさん」(東芝提供)など、ひとつの会社だけがスポンサーになっている「一社提供」の番組も多かったのですが、時代の流れから複数の会社がスポンサーにつくようになっています。
そのため今でも日立グループだけがスポンサーの「世界ふしぎ発見!」は珍しいのですが、視聴率の低迷で日立が番組継続に難色を示したという話も出ています。
日立クループからすれば単独スポンサーとして、かなりの投資をしているのですから人気のある番組にして欲しいですよね。
『この木なんの木』のCMも終了する?
この木なんの
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「世界ふしぎ発見!」と言えば日立グループの「この木なんの木 気になる木…」というCMもお馴染みですよね。
「世界ふしぎ発見!」が終了したら、このCMももう見られなくなってしまうのでしょうか?
長年見慣れたCMで、誰でも口ずさめる歌なのに見られなくなるのは寂しいですよね。
「世界ふしぎ発見!」が終了しても、この番組の枠のスポンサーを日立グループが担うのであれば、CMの継続もあり得るかもしれません。
SNSやファンの反応は?
まとめ
「世界ふしぎ発見!」の番組終了の発表を受けて、番組の歴史や番組終了の理由についてまとめてみました。
番組終了の理由は…
- 出演者の高齢化…出演者の平均年齢がなんと70歳越え
- 視聴率の低迷…現在の視聴率は裏番組の3分の1
- スポンサーの意向…日立グループが視聴率低迷に難色
以上の3つと推測しました。
長寿番組の終了が惜しまれるのは当然のことですが、時代の流れに逆らえないというのも仕方がないことなのかもしれません。
最近はネット配信の番組が増えてテレビが面白くないと言われがちなので、次の新しい番組はそれを覆すものが出来ることを期待したいですね!
最後までお読みいただいてありがとうございます。
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